ベトナム産衣料品をよく見ませんか?ベトナムの繊維産業について

衣料品のタグに「ベトナム産」と書かれているのを最近よく見かけませんか?
それもそのはず、ベトナムの縫製品の輸出額は約 240 億ドルと、中国、インド、バングラデシュに次ぐ世界第 4 位の輸出国となっています。
また、ベトナムの対日輸出の約19%は衣料品です。
そこでこの記事では、ベトナムの繊維/アパレル産業について解説いたします。

ベトナム繊維産業の概要

ベトナムの繊維産業は、1986年に始まったドイモイ政策で重要な外貨獲得手段として、国有企業である VINATEX
(VIETNAM NATIONAL TEXTILE AND GARMENT GROUP:ベトナム繊維公団)を核として、政
策的に育成されたことがきっかけで発展しました。その後、VINATEX 傘下の企業が次々と民営化され、ベトナムの繊維産業の中心を担っています。

2010年にはベトナムとアメリカがTPPに参加することが表明され、一気に外資の参入が進みました。それというのもベトナムの衣料品の多くがアメリカ向け輸出品で、低賃金に加え関税がかからない国として大いに注目されました。GapやNikeといったアメリカ企業や、グンゼ・ワコール・帝人などの日本企業も進出しています。日本企業の中国の次の生産国としてベトナムを位置付けて、アジア向けの輸出拠点としてベトナムを活用しています。

TPPからアメリカが離脱を表明した後も関税の面ではベトナムは非常に有利な国家です。
ベトナムは、ASEAN 諸国の中ではシンガポールに次ぐ FTA(自由貿易協定)大国であり、
主要国と関税ゼロで貿易できます。

ベトナムは 1995 年に ASEAN に加盟し、1996 年に ASEAN 自由貿易地域(AFTA)が発効、
ASEAN 内で主要製品の関税が引き下げられています。2015 年には AEC(ASEAN 経済共同体)が
発足し、2018年までにASEAN内で全ての関税が撤廃されることになっています。またベトナムは、
日本、韓国、EU などと FTA を締結しているほか、ASEAN として中国、インド、オースト
ラリア、ニュージーランドなどとも FTA を締結しています。

ベトナムは低賃金と合間って、生産国として非常に有利な国家なのです。

ベトナムの繊維工場

ベトナムでは全土のいくつかの工業団地に繊維工場が点在しています。

ホーチミン市郊外、近隣のロンアン(Long An)省、タイニン(Tay Ninh)省、ビンズン(Binh Duong)省、ドンナイ(Dong Nai)省、バリア-ヴンタウ(Ba Ria-Vung Tau)省など。

ハノイ市周辺では、南東部のナムディン(Nam Dinh)省は、古くに紡績業が興り、ベトナム繊維産業の中心地であることから、隣のタイビン(Thai Binh)省と共に特に多くの繊維会社が集積しています。

リゾートの印象が強いダナン市内にもいくつか工業団地があり、繊維工場も多くあります。

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