【日本語に翻訳済み】ベトナム文学を読もう

ベトナムの文化を深く知るために、また旅行やビジネスで訪れる際の旅の友として、ベトナムの文学を読むことはとても楽しめるでしょう。

この記事では、日本語に翻訳されているベトナムの文学作品をご紹介します。

日本語に翻訳されているベトナム文学

トゥイ・キォウの物語

この物語は、グエン・ズー(阮攸。1765~1820)が、中国の通俗小説『金雲翹伝』(清・青心才人編述)から翻案した3,254行の長編詩で、ベトナム文学の金字塔と言われています。一人の美少女の悲劇を歌った物語で、小学校の教科書にも採用されています。日本で言えば『源氏物語』のような位置付けでしょうか。ベトナム人の心を知るのに役立つ本と言われています。

草原に黄色い花を見つける

ベトナムのベストセラー作家、グエン・ニャット・アインの小説です。映画化もされています。
1980年代後半、ベトナムの貧しい村に生きる兄弟と、幼なじみの少女、そして彼らを取り巻く友人や大人たちが織り成す日常の物語。子どもらしい無邪気さと、思春期特有の不安定さが交差する主人公の姿に、大人は誰もが、かつての自分を重ねてしまいます。

戦争の悲しみ

「プラトーン」をはじめとしてベトナム戦争をアメリカ側から描いた映画やルポは多くあるものの、北ベトナム側の物語はなかなか読む機会がありません。ベトナム人民軍兵士としてベトナム戦争に参加したバオ・ニンは、戦争に勝利した北ベトナムでの悲しみを感じることができます。

虚構の楽園

1947年生まれの作者、ズオン・トウ・フォンの小説。
旧ソ連で働くベトナム女性ハンが、モスクワ行き列車の中で回想する故国での哀切の物語。ベトナム50年代の土地改革は、ハンの身内に深い傷あとをのこした。当時、改革隊長の母方の叔父は、父方一家を地主として糾弾。父、祖母、伯母は告発集会でいわれのない辱しめをうけた…。不運な家庭に生まれ育った少女ハンと、悲憤を糧に富を築く伯母、共産党幹部の叔父など、時代の波に巻きこまれ翻弄されていく親族間の葛藤と人生を描く。歴史的タブーとされた土地改革を正面から見すえ、生活感あふれるハノイ郊外、伝統風俗のベトナム農村、広大なロシアの情景などを巧みにまじえて綴る社会主義国ベトナムの問題小説。この小説を上梓したのち、著者は反体制活動の罪で、90年に党籍剥奪、91年には投獄、95年に海外渡航禁止処分となっています。

ベトナムでの書籍の楽しみ

ホーチミンのサイゴン大聖堂とサイゴン中央郵便局の間にはブックストリートがあります。
ここでは、本屋が立ち並んでいるほか、代官山TSUTAYAのようにおしゃれなブックカフェもあります。
ホーチミンの本屋街

ベトナム語のみならず、英語に翻訳されたベトナム文学や、海外文学も手に入るのでぜひ観光の際はお立ち寄りください。

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