
ベトナムの旧正月テトが今年もやってきます。
ベトナムではお正月を「テトTet=節」 (テト・グエン・ダン Tet Nguyen Dan 元旦節)と言い、年間を通じて最も重要な祝祭日です。
旧暦なので毎年日付は変わりますが、およそ2月初旬と覚えておけば問題ないでしょう。
2019年は1月29日(火)~2月12日(火)、テト元日は2月5日(火)です。
テトに関するビジネス上の対応

祝日や長い休みが少ないベトナムでは、テトの期間中は通常のオフィスはおやすみに入ります。もちろん外資系の会社や工場などは稼働していることもありますが、例外と考えた方が良いでしょう。
日本で1月1日~3日にどれほどの会社が稼働しているでしょうか。ゴールデンウィークは。同様の感覚です。
テトに入る前にあらかじめ取引先が何日から休みに入るのかを確認し、出張は控えることをお勧めします。
テト期間中の観光
テトの期間中は、観光に行くのもおすすめできません。
飛行機は帰省ラッシュですぐに埋まってしまい、ホテルも正月価格で高いです。レストランやカフェなども特別価格で運営している場合があります。
とはいえ、観光地のそれもガイドブックに載っているような店であればよっぽど営業しているのでご安心ください。ちなみにホーチミンのレストランの営業状況はこちらのサイトで確認できます。
また、仏教寺院は初詣客で混雑するためホーチミン廟などに訪れる際は時間に余裕を持っていきましょう。
せっかくなので、テトのお祭り騒ぎを見に行く!という手もあります。
テト当日はカウントダウン花火が開催されます。クリスマスからテトにかけてはライトアップされており、ホテルや商店は正月飾りで彩られ街はとても華やかです。道路は歩行者天国になっている上花で飾られています。運がよければムアラン(麒麟舞)が見られるかもしれません。
ベトナム人のテトの過ごし方
テトの間、ベトナム人は故郷に帰って家族で正月を祝います。日本のお正月と同じですね。その間、一般の商店も基本的には休みになります。近年は大手のスーパーマーケットや、デパートは大晦日の午後から元日までの一日半だけ休みにする店が増えてきています。
お正月のおせち料理として有名なのはバインチュウという料理です。ベトナム版のちまきのような料理です。モチ米の中に豚肉と緑豆をしっかりすりつぶしたもの入れて、ゾンの葉(バナナのこともある)で巻き半日以上大鍋で煮て作る料理です。ニュクマムをつけて食べます。
いつもと違うお祭りモードのベトナムも新鮮かもしれません。訪れる方はぜひ楽しんでくださいね。